「美容部員って華やかで楽しそう」
そんなイメージを持つ人は多いと思います。
実際、やりがいも魅力もたくさんある仕事。
でもその一方であまり語られない現実があるのも事実です。
私は美容部員として長年働く中で、
「これから美容部員を目指す人に知っておいてほしいこと」が沢山あると感じるようになりました。
この記事では
☑ 美容部員のメリット
☑ 美容部員のデメリット
☑ 後悔しないメーカー選びのポイント
を正直にお話しします。
※あくまで私個人の体験・主観に基づく内容です。
すべてのメーカーに当てはまるわけではありませんので、あくまで参考程度にご覧くださいね。
美容部員のメリット
美意識が高くなる
■常に最新のコスメが試せる
■皮膚や成分の知識が身につく
■コスメの選び方に迷わなくなる
こういったところから、
常に「自分自身が綺麗であり続ける環境にいること」が出来る。
多くの美容部員は、美容が好きで、自分磨きが好きな人。
努力しなくても自然と“美意識の高い生活”になってきます。
メイクスキルが上がる
例えば、
■ベースメイクの細部の完成度
(目元・小鼻・口角・フェイスラインなど)
■チークやアイシャドウの適切な「量」と「入れ方」
■自分の骨格に合った光と影の作り方
■眉が綺麗に描けるようになる
(これが本当に大きい!)
■パーソナルカラーに振り回されなくなる
「誰でもできそうだけど実は差が出る部分」が磨かれる仕事だと思います。
自社製品を安く購入できる
メーカーにもよりますが、私の勤めている会社では通常30%前後の社割、
さらに年に数回50〜80%オフの特別販売もありました。
いわゆるデパコス価格の商品が格安で購入できるため、美容部員あるあるとして
「家がコスメ倉庫化」します…。
そして、そのコスメをちょっとしたプレゼントにすると、とても喜ばれます。
化粧品が好きな人にとっては、間違いなく魅力的な特典ではないでしょうか。
お客さまの喜びを感じられる
これは本当に経験した人にしか分からない。
「あなたが選んでくれたスキンケアで綺麗になってきた」
「教えてもらったメイクを頑張ったら褒めてもらえた」
「一緒に選んだプレゼントが好評だった」
など、日々沢山の嬉しいお声を頂いていました。
今でも、何物にも代えられない財産だったな、と思っています。
美容部員のデメリット
ここからは現実的なお話しになります。
とにかく薄給
10年以上勤めても、昇給はごくわずか。
基本給が低いため、成果給がついても生活が劇的に変わることは少ないです。
評価の基準はいつでも「会社の業績」が基準。
個人の頑張りが中々反映されにくいところは辛かったです。
近年はオンライン化が進み、店頭での売り上げが厳しくなってきており、
美容部員の力だけではどうにもならない…そう思っている人も多いと思います。
肌荒れとの闘い
以外かもしれませんが、美容部員は非常に「デリケート肌」が多い。
■常に新製品を自身の肌で試すため、安定しない
■研修では何度もメイクオフとメイクタッチを繰り返す
■肌荒れしていてもノーメイクでいることが出来ない
こういった背景から、荒れやすく常にトラブルを抱えている美容部員を沢山見てきました。
私も幾度となく肌荒れを繰り返し、皮膚科に通い、やっと落ち着いたところでまたメイクタッチの研修…
という日々を過ごした結果、皮膚が薄く赤みが目立つ肌になってしまいました。
かなり個人差があるとは思いますが、体質や化粧品のアレルギーなど、自分の肌をよく理解するべきだな…と感じます。
家族との時間が取りづらい
私が美容部員を辞めるにあたった最大の理由が、この部分です。
■土日祝が基本的に出勤
■時短制度があっても店舗によっては使いづらい
■定時に帰れない・フル出勤をお願いされる日もある
■全国転勤不可だとキャリアアップはほぼ難しい
将来的に「結婚・出産・子育て」を考えている方は、メーカー選びが本当に重要だと思います。
私自身も時短勤務(17時定時)で働いていましたが、帰宅時間は18時前、保育園も学童のお迎えもギリギリ…
子供にも辛い思いをさせてきたかもしれません。
日曜日は「ママ一緒にいてほしい」と泣かれたことが何度かあります。
子供との時間確保・家族の協力は事前によく考えておくべきだったと反省しました。
後悔しないメーカー選びのポイント
実際は「入ってみないと分からない」が本音ですが、事前にチェックできるポイントはあります。
チェックポイント
☑スキンケア中心のブランドか、メイク中心か
☑自分が「好き」と思える世界観か
☑実際に使ってみたいと思える製品があるか
☑ライフステージが変わったときの制度は整っているか
☑キャリアアップの条件は現実的か
☑産休・育休制度(1歳までか、3歳までかなど)
☑転勤の有無・頻度
☑給与体系・評価基準が明確か
☑上司や本社との風通しが良いか
☑制服や身だしなみ規定が自分に合っているか
求人票だけでは分からない部分は、
☑面接時に質問する
☑口コミサイトを見る
☑実際に店舗へ行って接客を受けてみる
という事をおすすめします。
そして「この美容部員さんみたいになりたい」
と思える人に出会えるかどうかも、かなり大きな判断材料になります。
まとめ
美容部員という仕事は、
■美容が好き
■接客や話すことが好き
■人を綺麗にすることが好き
そんな人にとっては確かに魅力的な仕事です。
でも同時に、
■給与
■働き方
■人間関係
■精神的な負担
■ライフステージとの両立
といった現実も、きちんと理解したうえで選ぶことが大切だと思っています。
「知らずに飛び込む」のと「理解したうえで選ぶ」のでは、まったく変わります。
是非ご自身が納得してうえで、楽しく働けますように。
これから美容部員を目指す方にとって、ひとつの判断材料になれば嬉しいです。



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